始まりは、3月に遡ります。
コラム担当の私の息子(本年高校入学)が、
「入学する高校に軽音学部あるから、そこでドラムやる!」
と高らかに宣言。
特に個別に何か教えると言うことはなかったのだけど、リズム感は正確・音楽は好き と言う所からちゃんとやればそれなりにイケるやろ・・・
と思った私は、ライブレポの為だけに加入しているバンドのグループLINEに、「息子連れてスタジオ見学に行っても良いか?」
と聞いたら、
「今年の今池遊覧音楽祭に来い」
と言うやりとりになりまして・・・・
なんで、今回のライブレポは、「中に"いた"人から見たライブレポ」になります。
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自宅から電車に揺られて1時間。
色々あってバンドを去る事になったけど、なんだかんだと交流の続いている仲間の勇姿を見るために&前日に初めてドラムセット叩かせたら、いきなり普通に8ビート叩きおった!ってぐらいやる気の息子にMiura氏を見せるために、何年かぶりのBLcafeまでやってきました。
電車で来たのは、息子に今池という場所にこれから1人で来れるよう・・・と言うのは建前で
昼からビール飲む為です。
そして、よく考えたら、出演者としてBL cafeにはたまに来たけど、観客としてはほぼ初めてじゃないか?と言うぐらい、なんとなく自分に違和感がありまして。
なんせ、関係者しか入れない所にいて、普通にスタッフに退去するように言われてしまったぐらい、観客慣れしてない私です。
まぁ店内に入ってしまえば一観客なので、早速カウンターでビールを頼み、
トップバッターで出てきたメンバー達に手を振っても全く気付かれず、
「おかしいなぁ。
オレ、このバンドでMCやってたぐらい存在感あったはずなのに・・・・・」
と、やめてしまえばそんなものだと言う一抹の寂しさを胸に、Miura氏のカウントを待ちます。
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とりあえず、今回のセットリストは、
I like your style
You got to Funkifize
So very hard to go
soul Vaccination
what is HIP?
の5曲ですね。
Funkifize以外は私も弾いてたなぁと思いながら、それなりにノリノリで楽しんでみました。
ちなみに、ベースのNakamura氏 トランペットのUsui氏 ボーカルのMasuda氏の御三方は私にとってはファーストインパクト
ギターのTsunoda氏は、コラムで弄ってる回数多いって事もあり、頻繁に会っていたと思わせておいて、
実はサードインパクトぐらいです。
まず、久しぶりに見て思ったのが、ホーンセクションのまとまりが、私がいた頃に比べて格段に良くなっています。
とっつぁん あんちゃん Sekiguchi氏 バンマス の4人は、もう既に10年近く一緒にやってるからそれも当たり前か・・・と思いながらも、コロナ禍でもなんだかんだ合わせてたのが功を奏したのか、一つレベルアップしてたと言う印象を受けました。
そこに、私的にファーストインパクトのUsui氏がもう一本ペット被せるものだから、まぁ音も分厚いし、パンチもあるので、このバンドの大きな個性となってますね。
って言うか、
相変わらずあんちゃんの音デカいけどwww
そんでもって、初めましてだったボーカルのMasuda氏。
今まで加入されてたボーカルの中で、最も愛を感じました。
ホントにコレ系を歌うの好きなんやなぁと伝わってきて、こちらも歌ってしまおうかしらと思わせてくれる、ナイスなパフォーマンス。
聞けば、いつもは関東にお住まいで、スタジオリハにはいつもリモート参加。
このバンドはいつからそんな全国からメンバーが集まるバンドになったんだ?と個人的には感じてしまいますが・・・・・・・
事情はよく分からんのだけど、Masuda氏楽しそうなんで、気にしない事にします。
(ボーカルに関しては、理屈じゃないからね)
一番印象的だったのが、(私もベースだったから、当たり前と言えば当たり前なんだけど)ベースのNakamura氏で私とは全く違うアプローチの全体的にテヌート奏法。
私は、オリジナルの雰囲気をそれなりに大事にする為に、ロッコのミュート奏法は無理だとしても、全音スタッカート気味にして、ハンマリングやプリングと言う技を極力使わない(つまり、詳しく言うと、全て右手は、イメージ的にはアップライトのピチカート奏法というか、引っ掛け気味に全音打弦する)なんて弾いてたのですが、
彼は、
そんなことは関係ないと言わんばかりのゴリゴリのロック奏法
後で少しその事について話して2人で出した結論は、
「そもそもロッコと同じ弾き方はできんから、自分が弾けるように弾く」と言う事でした。
まあでも結局のところ、
このバンドでは、ベースがどういう風に弾こうと、
ライブ中に
Miura氏がニヤリと笑ったら、
5〜10bpmテンポが上がり、
自分が弾けるようにしか弾けなくなる事には変わりがありません。
で、
そんな三浦氏、今日はいつもに増してキレのあるドラムを披露し、特に、恐らくやってる曲の中でドラム最高難易度のsoul vaccinationに関しては、
「あの曲、名古屋界隈で叩けるのMiura氏ぐらいじゃねーの?」
っと感じ入ってしまうぐらい、私が聴いた中では1番の完成度でした。
そして、
私の息子
躍動するMiura氏を
ガン見
多分、Soul Vaccination 演奏中は、瞬き以外は一切視線を逸らしてないと思う。
息子の中ですっかり凄いドラマーになってしまったMiura氏。
後で「あまりプレッシャーかけるな」と苦情を言われたのだけど、
コレからたまに息子ライブ見に行くと思うから、
その際はプレッシャー感じながら叩いてくださいwww
・・・・・・・・・・・
私としては、一番前の席に座り、MCに絡んだり、客席に手を振ったり、店員さんに、プレイヤーとしてしか来た事ないと絡んでみたり、現在ただのコラム担当なのに盛大に目立ってしまった部分もありますが
オレ、ホントにこんなメンバーの中でベース弾いてたんか?と、ちょっと思ったぐらいのライブでした。
中で聴くのと外で聴くのでは大きく違ったりしますけどもね。
BLcafeのPAさんの腕も確かだろうし、最前列に座っていたから、迫力の感じ方も違ったのかも。
兎に角、ライブ終了後、Itoさんの声掛けもありボトムラインの前で集合写真を撮ることになったのだけど、
なぜか私と息子も、そのバンドの集合写真に映り込み、BLcafeを後にしたのでした。
みんなお疲れ様ねー 今日のライブは良かったよー
Sekiguchi氏が譜面忘れた事はナイショにしとくねー
・・・・・
帰り道にて、息子
「学校であんな事やってみたい。特に最後から2番目の曲」(Soul Vaccination)
お前もtower of powerの魅力に取り憑かれてしまったか。
そして、Soul Vaccinationの不思議なビートにも気づいたようだな。
そして、メンバーさえ揃えば、アマチュアでもあれぐらいの事が出来ると理解したと見える。
だがな
昨日初めてドラムセット叩いたお前に一言言う
10年はえぇよ。
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