起死回生

「見たかコノヤロー!」




っと機嫌の良い深津です。




ライブを休んでまで受験し、その後、爆死爆死と大騒ぎしたFP1級学科(一次)試験(→http://thriveonpraise.blogspot.jp/2018/01/blog-post_29.html)ですが・・・・


 




合格しました。



楽器質入せんで済みましたわ(→http://thriveonpraise.blogspot.jp/2018/02/always-live_2.html 最後の方)

まだ次の二次試験(面接)もあるんですけどね・・・・・まあこの学科試験が最初で最恐の壁であり、ここが通ればあとはちゃんとやれば合格できるような事で。(学科はちゃんとやっても受からん。)

あと、今回は合格率が少し高め。

後半に「お前そんな人稀すぎて実際いねーだろ!」っというような、未だかつてない問題が出たのですが、全体的にはオーソドックスだったんでしょうね。



そんなわけで、



とあるアマチュアバンドHPの1コーナー・一応音楽系を謳っている当コラムで


「FP1級学科試験・合格のコツ」

なんて、全く関係ない事をやろうかと。

まあどっちかっていうと、私の備忘録ですが、今勉強している方・これから勉強を始める方の参考になれば・・・・っという思いもあります。

興味のない方にはどうでも良い話になるので、テキトーに読み飛ばしていただければw



・・・・・・・・・・

私がどうしてこんな資格試験を受けようかと思ったかというと、全てはハッタリの為だったりします。

立場的に、その手のハッタリも必要で(汗

ちょっと他の方とは受験動機が違うかもしれません。

しかしながら、動機は違っていても、やる事は他の受験者のみなさんと一緒ですので、そこは参考程度でお願いします。

あと、記念受験や組織受験がほとんどない、それなりに勉強している人達しか受験しないような試験にもかかわらず

難しい時の合格率・・・・・5%

通常の合格率・・・・・10%

簡単な時の合格率・・・・15%

という感じで、やっぱり難しい試験なんで覚悟してください(滝汗




①過去問に依存しない傾向と対策・解析

FP1級試験が難関と言われている所以は、筆記1次試験の出題範囲の広さと深さだったりします。

FPは基本的に個人のマネープランニング(法人のプランニングは、中小企業診断士に譲ります)なんですが、一般的な事であれば2級の知識で十分対応できますし、2級は過去問を解いていればぶっちゃけ合格できます。

(3級は・・・・・悪いけど常識的な事なんで、勉強して合格できなかった場合は、よっぽど運が悪いか、ただの常識知らずという事になります。

1級になると、富裕層や法人社長・地主というごく限られた層が必要としている深い知識と、参考書をまとも作ると、(一説によると)5000ページとも言われる超広範囲からの出題となり、毎年毎年、過去から考えるとありえないような問題も出てきます。

今回、私が受けた回には「離婚した際の厚生年金の分割(しかも年金の階層分割やら、支払い判定の細かいところまで)」なんていう、「きんざい発行の参考書のどこに書いてあんだよそんな事!!」って問題が出てきてましたねえ・・・・・



離婚した事ないんで不正解でしたが(オイ




そう考えると(他の難関試験にも言えると思いますが)過去問だけに依存した勉強をすると基本的に不合格です。

私の場合3回受けた訳ですが、今思えば

1回目・・・・・お試し・・・・っていうか、2級合格したのが15年以上前なんで、とりあえず今の2級程度の試験が合格できるような知識の積み上げ(基本的な事→過去問中心の勉強)

2回目・・・・・過去問中心の勉強

で不合格となっております。


当然、過去問の勉強と言うのは特に後半の記述試験では必須とも言え、出題パターンの確認や、基本的な事柄の確認などなど、やるとやらないじゃ物凄く大きな違いが出る事は間違いないです。

過去問&想定問題を解き続けるだけで、後半応用編パートは6割程度は取れるかもしれませんが・・・・・多分それだけでは、マークシートの前半基礎編パートで爆死します。

そして、全体で50%程度の正答率〜ギリギリ不合格(前回の私)となるんじゃないんでしょうか。

何しろ前半基礎編は、過去問解いてるだけでは対応しきれないんです。


どうやら、前半基礎編50点・後半応用編70点というのが一種の合格ラインで、どちらかが欠けると合格が遠のく・そして、その点数配分から、圧倒的に前半基礎編がの方が難しい事がわかります。
なので比較的点が取りやすい応用編よりも、高得点が難しい基礎編を中心に勉強していく事が、合格への早道というイメージとなります。

いくら応用編が点が取りやすいと言えども、さすがに8割以上の点数を取るのは無理だと思いますしね・・・・前半基礎編で6割目指すのが目標となるかと思います。

っという訳で、自分なりに工夫した学習をする必要が出てきますね・・・・・意識の高い2級資格保持者ばっかり受けてるはずなのに、全体的にみれば1割程度の合格者しかいないんですから。


じゃあどうするか?っていうと、私の場合は、2回目が不合格だと知ったあと、全体的な傾向として、どういう所が出題されやすいのか?自分がよくわかっていない所はどこか?と解析する所から始めました。
当然参考書等に傾向とかは書いてありますが、それを参考として、自分で解析するという所から始めた訳で。

あとは、過去の傾向に対応するだけでは無理という事なら、近い未来を、他人ではなく自分に置き換えてイメージする事もしようと。



そして、私が見聞きしたり気がついた所としては、

・特に社会保険・税務の法改正部分(これはいつも言われている)

・金融資産運用での、運用利率計算&投資信託の元金払戻金の扱い&各指標の分析

からの出題が多く、そこをきちんと抑えれば10点程度は確実に底上げ出来ると感じました。(ここは個人の得意・不得意もあるので、どこを抑えるかは人に寄ると思います)

前回117点で3点足りなかったのだから、10点増えれば絶対合格です。

なので、自分で問題パターンを考えたり、それこそ国家機関のHPから法改正の資料をDLしたりと、3回目の時は今までとは質の違う学習の仕方をしました。

これ、実は応用編の穴埋め問題の対策にもなります。

なかなか合格できない人や、過去問中心の勉強をしている方は参考としていただければ。






②マークシートに対応する技術


当然ながら、私は(多少勉強は出来たかもしれませんが)いわゆる凡人ですので、一説によると5000ページにも渡る知識を全部網羅するのは無理です。

そんな事は最初からやめた方が良い(オイ

どんなプロでも片手に資料・参考書・道具を持って仕事に当たっているのだから、そもそも全部覚えている訳がないし、その必要もない(オイオイ


ならばどうするかと言うと、




知識ではなく技術で解く


という事になります。


冷静に考えたら、マークシートの問題というのは、基本的に

1「正しいものを選ぶ」

2「誤ったものを選ぶ」

3「正しいものが何個あるか」

4「誤ったものが何個あるか」

の4パターンしかありません。そして、FP試験に置いては1&2が大多数だったりします。

その上、記述と違って問題数が多いので、とりあえずはさっさと解いていく必要があります。


なので、

正しいものを選ぶのであれば、正しい言葉が書いてある項目を探せば良いし、誤ったものを選ぶのであれば、常識で考えて明らかにおかしいものを選べば良い・試験のその場で、(問題文はちゃんと読むけど)項目そのものを全部読むと迷いが生じるので、コレと決めたものしか私はちゃんと読みません。

4択で答えが4の場合は全部読む羽目になる・・・・っと思いきや、実は大して読んでません(オイ


最初の3つが違うと思えばもう4しかないから(汗

そんでもって、

100点を取るのではなく、6割以上を目指す試験なのだから、わからない問題は捨てる。

考えても時間の無駄。


っというノリで問題を解いていきます。



それをする事によって、50問ある前半基礎編の試験時間はかなり余ります。

余った時間は、見直し・くだらんミスを見つける為の時間に割く事が出来るようになりますし、とりあえず捨ててしまった問題をじっくり考える時間も取れます。

そして、私の場合、見直しして、迷った場合は答えを変えません。

個人的な経験として、見直した後に迷って答えを変えた場合は、ほぼ100%最初に選んだ変える前のものが正解なんです(汗)

過去のいろいろな試験で、変えた事によって落とした点数はいかばかりか・・・・(滝涙




他にもいろいろマークシートに対応する技術ってのはあるんですが、実は私、大学受験の時に、既にこの手の技を身につけていたんですよね(滝汗

明らかに知識不足ではこういう事は出来ませんし、20年以上前の事で、最初はすっかり忘れていたって事もありますが、さすがに3回目・独自解析もしているしって事で、今回はそのテクニックが冴えたんだと思います。


2回目と違って大幅に時間が余ったのもそれが理由かと。



だから、本来5割取れば御の字と言われる前半基礎編が、やってみたら実は7割越えという2割以上の超過で、爆死確実と目されていた後半応用編をカバーしたんだと思います。

私の中で、応用編は60点取れなきゃ爆死だったんですけどね(記述だからわからんけど、見た感じ60点はない(滝汗))・・・・・それが50点でも大丈夫となるのなら、また話が変わりますので(苦笑


ちなみに、


私の場合、2級合格した時も、マークシートの方が点が良かったんですよね・・・・・(普通は逆)

2級は学科&実技両方60点以上で合格になるので同じようには比べられない(1級は基礎(2級で言う学科)応用(2級で言う実技)の合計で6割で1次合格)のですが、FP試験はマークシート対策がキモだと個人的には思います。



③勉強時間やそれまでの経験・忍耐

このFP1級学科試験、実は合格参考勉強時間が700時間だそうですが・・・・・

おそらく私この試験3回受けるのに当たって、合計で300時間ぐらいしかやってません。

半分以下の時間で合格です。

ただ、実はそれまでの経験っていうか、なんか金に関わる仕事ばっかりしてるな・・・・・って感じで、それがかなり有利に働いています。

・マークシートに対応する技術というのは、大学受験時に習得済み

・サラリーマン時代に、金融商品のリテール営業で、預貯金・債権・保険・融資業務経験者。何故か自己啓発という名の元の、組織からの無理矢理指令で公的年金関係の勉強もしていた。

・複式簿記が普通にわかっていた。

・臨時税理士制度の元、2月〜3月は本業そっちのけで所得税・消費税の税務相談をやらされていた。

・現在、法人経理と資産運用をやっている。

・私の本業は、小型の不動産開発とそれに関わる資産等のコンサルタント。


こんな経験を積んでいます。

内容として、本当に1からやらないとイメージ出来なかったのは、雇用保険等の労働関係・金融資産運用の金融工学を使うところだけだったのかもしれないですし、
長きにわたって身につけた金に対する知識や常識で、よくわからない問題にもそれなりに対応したって事もあるかと。


過去から今に渡る経験が多岐に渡っているため、一般の方より圧倒的に有利だったという事は否めないですが、おそらくそれが、一般の700時間ー私の300時間=400時間の勉強で積み上げるものなんだと思います。

なので、税理士事務所で働いている方等は大変なアドバンテージがあると思いますし、

2級合格してから継続して勉強している方は700時間もいらないと思います。


あとは、「3回受けてダメだったら辞める」→「3回のうち1回は合格率が高い=簡単な時がある」という、最初から長期戦を想定していた事もあります。

当然一発合格はカッコイイですが・・・・・

現実問題として運も絡むのが試験ですし、一発合格できなくて何か言われるような試験ではないですから、そこは無理しないという考えで受けてました。


忍耐の勝利という事もできるんじゃないですかね・・・・

諦めずに何度も受けたから、たまたま巡り合わせで運良く合格できたと思ってますが、「運だって実力のうちだわさ。しかもちゃんとそのあたりの計算もしてるし」とも思っているので、2度、3度と受ける事を前提にしたやり方でも良いんじゃないかと。


年に2回も受験できるし。


そんでもって、どうせ法改正入りまくるから、合格したところですぐ知識は古くなるし(苦笑




④受験の時期

たまに、「普通は1回目(9月)の試験より2回目(1月)の試験の方が難しいから9月に受けた方が良い」って言う方がいらっしゃいます。私も2人ほどそういう事を言った方がいる事を知ってますが


「阿保!逆だ!!」っと声を出して言いたいです。


このFP1級学科試験は合格率が低いのは9月です。

17年度試験も、9月は合格率10%切ってましたが、私の合格したこの1月は14%あります。

また、多くの方が大爆死・近年で異様に合格率が低かった16年9月で、合格率が5%を切っているけど、次の17年1月は10%を超えています。

確かに、長い歴史の中で、その年度の1月の方が合格率が低い時もありますが、近年はその傾向は薄い上、合格率が10%を切ってくる難しい回は9月の方が多いと言っても差し支えないです。


だから、「9月よりも1月の方を受けた方が良い」というのが今現在では正解です。



まぁどっちにしても勉強しなきゃ点は取れませんけどね。







・・・・・・・・




そんな感じで、次は6月の面接試験です。




でもさ・・・・・



面接試験ってどうやって勉強すれば良いのさ(汗



私の悩みはつきませんが、まあ面接用の教材はあるにはあるし、合格率80%前後・・・・・って、1次試験に比べて合格率が異様に高すぎるだろオイ!と言う感じなんで、ちゃんとやれば大丈夫かと。


引き続きがんばりまーす。

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