まあ
建国50年とか言ってますけど、まだ1986年の20年経った頃の話までしか終わってません。
第一話→http://thriveonpraise.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html
第二話→http://thriveonpraise.blogspot.jp/2018/02/blog-post_57.html
第三話→http://thriveonpraise.blogspot.jp/2018/02/blog-post_8.html
何しろ続きます。
どうしてこんなネタやろうと思ったんだろう(汗
1986年、最大の危機と思われたイギリス領海拡張を乗り越えたシーランド公国っていうか、もうイギリス政府も面倒臭くて放置したって感じなんですが、とにかくシーランド公国はその存在を許されます。
あくまで存在を許されているだけで、国家としてはやっぱりどこも承認しませんけど(汗
さてさて・・・・
建国から30年が経過した2000年代・・・・・
インターネットネットの普及により、時代も変わる・・・・・
シーランド公国・・・・っていうか、ロイ・ベーツなのかマイケル・ベーツなのか、とにかく結構商魂たくましいんじゃないか?と思われる彼らは、同国にサーバーを置くことで、国家による検閲を受けない「データ・ヘイブン」を作る事を画策します。
っていうか、海賊放送局からカジノ作ろうとしたり、今度はデータヘイブンですか・・・・・
ベーツ親子、意外に柔軟です。
アメリカ人のライアン・ラッキーがシーランド公国に移住してサーバーを設置。 政府と共同で、ヘイブンコー社を2000年に設立した・・・・・
初めてのシーランド国籍の企業!!
建国30年にして初めての快挙!!
(多分、登記はイギリスかアメリカだと思う。)
同社は、児童ポルノ、スパム、悪意を持ったハッキング目的でのサーバーの使用は禁止していたが、その他のあらゆるコンテンツを許容すると告知。
シーランド公国は世界貿易機関(WTO) などに加盟していないため、国際的な知的財産法は適用されないと主張しました。
このヘイブンコー社、実は世界初の防弾ホスティングサービス
(防弾ホスティングサービス(Bullet-proof Hosting Service:以下、BPHS)とは、匿名化されていることを売りにしているホスティングサービスのことです。
「防弾」は一般市民ではなく、サイバー犯罪者を守ることを意味しています。 ホスティングサービスは自前でサーバを所有するよりもコストが削減できるため、企業などで広く利用されています。
BPHSでは、法執行機関が手を入れられない、サイバー犯罪に対して最低限の法規制しかもたない国が利用されます。
このBPHS上では、麻薬売買、児童ポルノなどのWebサイト運営や、DoSやボットネットワークの貸し出しなど、アンダーグラウンドサービスが提供されています。
なかには「ロシアン・ビジネス・ネットワーク」のように、BPHS業者として知名度のあるサイバー犯罪組織も存在しています。・・・・・https://www.shadan-kun.com/blog/securitynews/entry-157.htmlより一部転載)
だったっていうのだから、
シーランド公国恐るべし。
でも、ちょっとこれには暗い話もあって・・・・・
その後、(アンチウイルスソフト「ノートン」の取材によると、)コンテンツのホスティングの件で議論となり、ラッキーとシーランド政府は衝突して物別れになり、2008年にヘイブンコー社は業務を終了するのですが・・・・・
ラッキーはセキュリティ企業に転職しましたが、この企業は、件の防弾ホスティングサービスを手掛けており、イスラム過激派「IS」のサイトをホストして保護しているとして、ハッカー集団「アノニマス」から非難されているそうです。
ちなみに、このライアン・ラッキーは現在38歳。
つまり20そこそこでシーランドに入り込み、そして現在悪名高いと言われる防弾ホスティングサービスを提供するシステムを構築する訳です。
ライアン・ラッキーについてはノートンの記事に多少詳しく載っています。
コチラ→https://jp.norton.com/mostdangeroustown2/people/ryan-lackey
功罪双方ある人物のようですが、どうなんでしょう。
しかしながら、二回目のアッヘンバッハといい、どうしてこの国に関わる人間はちょっとアレなのか・・・・・・
それは建国者のロイ・ベーツがアレだからだと思う(汗
さて、そんなヘイブンコー社を翼下に置き、データヘイブン構築の為ひた走るシーランド公国。
ヘイブンコー社設立から6年経った2006年・・・・・
その公国に今度こそ致命的な存亡の危機が訪れます。
(存亡の危機っていうか、大量に電力を使うデータサーバーなんか置いたからや!!っと私は思うのだけど、)
公国
大炎上!
公国の電気の全てを賄っていた発電機から出火したのでした。
(・・・・・・・次が最終回!・・・・にはなりません。)
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