奈良時代より遡ること50年。
天智天皇により作られた都・近江宮があった歴史ある街。
こら!
京都より古いじゃねーか!
ってなわけで、ようやくまとまった大津特集です。
この大津、歴史としては圧倒的に京都より古いです。
って、もともと京都なんて山城と言われたド田舎で、水運で発達し、古代より歴史の表舞台に立っていた大津に比べれば・・・・・
って、
スマンその後の影響考えればやっぱり京都の方が格上だわ(汗
そんなわけで、行きます大津特集。
概要
ここややっぱりwikipedia先生に登場してもらうべきですな。
「天智天皇が近江大津宮に遷都して以来、1300年以上の歴史を持つ古都である。太平洋戦争時の戦災も少なかったことから、延暦寺(世界遺産)、園城寺(三井寺)、日吉大社、石山寺などの古社寺をはじめ、多くの文化財や史跡、名勝が所在する。
市町村単位での国指定文化財保有件数は、京都市、奈良市に次いで、全国で3番目に多い。
県下随一の規模と歴史を持ち、第1回地域ブランドに認定されたおごと温泉や、かるたの聖地として知られる近江神宮も所在する。
また、夏はカヌー・ヨット・リバーバギングなどのウォータースポーツや比良山トレッキング、冬はスキー(びわ湖バレイ)などのアウトドアが盛んなリゾート都市でもある。 古くから万葉集に詠まれたり、近江八景に描かれるなど、風光明媚な地としても世に知られた。特に湖畔エリアは、比叡山と琵琶湖に囲まれて自然と都市が融合した景観であり、文化施設が整備された大津湖岸なぎさ公園が、都市景観100選および関西自然に親しむ風景100選に選ばれている。
また、ラ・フォル・ジュルネ創始者のルネ・マルタンは、「水辺の風景としてウィーンやプラハに共通する美しさがある」と語った。
湖畔のなぎさ公園の周辺にはカフェレストラン・オペラハウス・リゾートホテルが建ち並び、地元市民や観光客の憩いの場となっている。(←我々が演奏したお祭り広場もこのなぎさ公園の中にありましたが、確かに憩いの場です。)
市域は、琵琶湖の主要な港湾である大津港を擁し東海道の宿場でもあった大津を中心に、膳所藩の城下町だった膳所、比叡山の門前町や港湾として栄えた坂本、湖上交通の拠点だった堅田などからなる。
滋賀県の県庁所在地かつ最大の人口を擁する都市ではあるが、県の南西端に位置し京都市に隣接することから、当市の衛星都市としても発展してきた。
京阪電鉄大津線の浜大津駅付近は併用軌道となっており、種々のラッピング車両が運行されている。 2010年(平成22年)国勢調査によると、人口集中地区 (DID) 人口密度は約7,000人/km²となっている[3]。市内では併用軌道路線(路面電車)と専用軌道を含む京阪電気鉄道大津線(石坂線・京津線)が運行されている。」
っていうか、結構栄えてます。
市街地が結構コンパクトにまとまっているイメージですね。
あと、我々が出演したおまつり広場は浜大津という駅のそばですが、この浜大津には大津城(江戸時代に破却)があり、現地にはちゃんと石碑がありました。
ちなみに、この大津城は関ヶ原合戦の後に廃城となり、どうやらその木材が彦根城(現存天守・国宝)に使われたそうです。
彦根城
大津城(復元図)
また、陸上自衛隊の大津駐屯地があります。
名物
まあ色々あるんですが、大津というか滋賀県の名物となりますね。
イタリアン焼きそばとか近江牛とかあるんですけどねえ・・・・・
そんな大津名物・ありましたよ。
琵琶湖BASSバーガー
人口よりもブラックバスの方が多いと言われる大津市。
特定外来生物にも指定されるブラックバスを食ってしまえ
っというノリなのかどうかは知りませんが、名神高速下り大津SAで売ってます。
http://www.walkerplus.com/spot/ar0725s48186/a07016.html
味は普通のフィッシュバーガーで、どうやら3種類のソースから味付けも選択できるというサービスの良さ。
まあ獰猛というだけで普通の魚なんだから食えるわなっと思いつつ、最初に考えた人は偉いなあと。
値段は380円で某社のフィレオフィッシュより高いですが、食す価値はあるように思えます。
そのうち、ブラックバスのフィッシュアンドチップスも販売しそうな勢いです。
ラーメン
心のあんちゃんKobayashi氏からの情報です。
大津は瀬田地区の住宅街の中に、ととち丸というブラック系ラーメンを出す名店があるそうです。
湖国ブッラク
おー確かに黒い系ですね。
しかし、それだけではなくとんこつ醤油や次郎系と言われるメニューもあり、一見天一系とも思えるようなラーメンも食べログでは挙がっているので、懐が広いラーメン店とも言えそうです。
食べログ情報あり↓
http://tabelog.com/shiga/A2501/A250101/25000363/
ナビがなきゃかなり迷う&車じゃないと行けないというお店だそうですが、人気店のようです。
Kobayashi氏も自分で行ってかなり迷ったとのこと。しかしオススメだそうで。
Inaba氏、来年大津JAZZフェスティバル出るなら一緒に行くよ。
近江宮
667年、天智天皇は大津の地に遷都し、一時大津は日本・・・っていうか大和朝廷の首都として機能します。
ただ、遷都期間が短く(5年間)、日本書紀等は天武天皇を正当としているため記述が少ない・・・・っというわけでしばらく謎の都と言われていたようですね。
昭和になって戦後、発掘調査が行われ、場所が特定されたそうです。
あんまりわかりやすい画像出てこないんですが、地図ありましたんでアップします。
地図の錦織遺跡というのが近江宮のあったあたり・当時の琵琶湖岸線はあのあたりだったそうです。
さてさて、なぜたった5年間都が置かれていたのか、いろんな説があります。
白村江の戦いで敗れて、百済遺民を住まわせるため(大和朝廷の外交という点で、天智天皇は親百済派で、聖徳太子や蘇我入鹿はそうではなく隋や唐との交流を重視した大陸派。
百済と大和朝廷の関わりは深いものの、大化の改新直前まで大陸派が実権を握っていた。それを快く思わなかった天智天皇一派のクーデターが乙巳の変だと個人的に。)とか、
唐や新羅との防衛上の観点(白村江の戦いで、唐・新羅が報復として攻めてくる可能性があった)からとかありますが、
個人的な説として、後の壬申の乱があったように、白村江の戦い後、朝廷の外交・百済の処理等で、天智天皇とその一派と、天智天皇が執る親百済政策を否定する勢力と一触即発の状態だったのではないか?と。
何しろ天智天皇自体がクーデターを起こした前科(オイ)があり、クーデターを起こされる事は頭にあったと思うのです。
だから、自分に反発する旧態勢力から自らを守るのと、滅んでしまった百済から大量に亡命してきた遺民の仕事を作る一石二鳥を狙って作った都だと思います。
っというわけで、とにかく近江宮があった大津ですが、そのおかげで日本の10大古都の一つとしてカウントされています。
だから、古都大津と言っても全くもって大げさではなく、間違いなく日本の古都です。
(っていうか、個人的には古都にカウントされている逗子の方が何故古都なのか?と思うんですけどね。
基準がよくわからんですハイ。)
史跡
結構たくさんあります。さすが古都。
面倒なんでじゃらんの一覧上げときます(オイ
http://www.jalan.net/kankou/cit_252010000/g2_30/
面倒だと思うほど、それなりに色々なものが有るということです。それに、市町村で国から文化財指定された史跡・遺物の数が奈良・京都に続いて3番目に多いということなので、歴史マニアには垂涎の地ともなります。
万葉集にも登場し、近江宮の造営・石山寺という平安文学中心地であり延暦寺という宗教の聖地もある。
関ヶ原の合戦時、当時大津城城主だった西軍京極高次がまさかの合戦当日に裏切り・島津義弘と並び西軍屈指の武将である立花宗茂旗下15000を大津に引きつけて、大局的に見て東軍勝利を決定付けた「大津城の戦い」の舞台となり城下が焼け野原になるという苦難もありました。
紹介しきれませんわw
レジャー
琵琶湖を利用したマリンスポーツが盛んですね。上記なぎさ公園付近に各種施設が集まっており、観光の拠点にもなる感じです。
遠方よりお越しの方は、京都観光→大津でボケーっと一泊っと言うコースがお勧めです。
また実はびわ湖バレーというレジャー施設があり、スキーも出来てしまいます。
びわ湖バレー
お隣の京都市にはない魅力ですね。
ゆるキャラ
おおつ光ルくん
おー確かにゆるキャラです。完成度も高そうですね。こにゅうどうくん(四日市)に迫るものを感じます。
着ぐるみは・・・・・・
いい感じです。
ちょっと憂いた顔が特徴なんですかね?
歴史ある都市のゆるキャラには良いかもしれませんね。
日本人は「もののあはれ」を理解する民族であると考えれば、それなりに意味のある表情だと思います。
なぜ私が着ぐるみまでこだわるかというと、北名古屋市のいっちー君の例があるので、着ぐるみまで確認してゆるキャラは判断しなくてはなりません。
特にシュール系・動く系のゆるキャラはそれ自体がネタである可能性があるので、あまり追求してはなりませんが、可愛らしい系のゆるキャラはデザインの見た目とそれをどこまで着ぐるみで再現するか?というのは一種切っても切れないことだと個人的に思います。
だってさ、北名古屋市のいっちーくん、
原画がこれで↓
着ぐるみこれだから↓
・・・・・・
北名古屋市のみなさん、ご当地特集やるたびにネタにして本当にすいません。
お土産
大津といえば
http://www.kanou.com/
叶匠壽庵です。
高速のSAにもよく置いてあります。
その中でも、
一壺天
あも
の2点は個人的によく見ます。
あんこ好きにはたまらない和菓子となりますね。
何しろ大津土産というか滋賀土産になってしまうものが多く、(近江牛も大津の旧国名を使ってはいるものの、近江牛は滋賀県産の和牛のことで大津は主産地ではないですし、色々あっても近江八幡とか長浜とかが元祖だったり、琵琶湖の水産物って言っても別に大津だけじゃありませんし。)大津特有というものはあんまりありませんね。
その中でもこの和菓子は大津特有と言えるんじゃないでしょうか。
っていうか、大津の事はかなりたくさんあって全部紹介しきれません。
早いこと言えば、かなり奥深い都市だと思います。
皆さんも一度遊びに行ってみてください。
リゾートホテルに
http://www.biwakohotel.co.jp/
琵琶湖ホテルなんてあります。隣にラウンド1併設。
大津JAZZフェスティバルの際、トイレ借りましたが結構ゴージャス(死語)でロケーションも良く綺麗なホテルです。
隣にラウンド1がある事は賛否両論ですけどねw
P.S.
Kobayashi氏へ
「あんちゃーーーんもらったメールやっと日の目を見たよーーー」
0 件のコメント:
コメントを投稿