来たぜアギュラーTLC

先日お話したアギュラーTLC(ベース用コンプレッサ)がやってきました。



まあこんなのです。





一応カタログスペックから、コンパクト・エフェクターにしてはかなり大きなエフェクターのように感じますが、実際はコントロールノブ等の突起部分を含めた数値のようで、そんなに大きくありません。

(それでもコンパクトタイプにしてはでかい方ですが。)

重量感はかなりあります。何しろケース鉄ですし。



そんなわけで、

早速使ってみました。


~~~~~~(注意)~~~~~~

以後、ベーシスト話となります。

つまり、ベーシストしか面白くない
文章となりますので、予めご了承
下さい。

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とりあえず、自分の持っている機材で色々やってみます。


アンプ・・・・SWR WORKINGMAN COMB 120

ベース・・・・Moon climb 5弦

シールド①・・・・・Providence Fatman(ベースからTLC)

シールド②・・・・・expro(TLCからアンプ)

その他・・・・・Fatfinger



・何故シールドを記入したかというと、意外にシールドは大切で、安物のシールドから高いシールドに変えるだけで音が変わるということも有ります。

なんで、ちゃんとしたシールドを使っていると言う事がわかっていただく為に記入しました。



・今回アンプとして使用したのはSWR。もともとマーカス・ミラーが愛用していたメーカーです(今は違う)

再生能力の高さとクセのない音質が特徴。今回は私の練習用120Wのコンボアンプ(練習用にしては完全にオーバースペックなんですが)使います。



・Fatfingerと言うのは、ベースヘッドに付けて、ボディバランスを変えることにより、ベースの生音の音質を変えるという着脱可能な物理的なオモリです。



こんなの↑

楽器にもよるんだろうけど、つけると締まった音がしますね。
ただ、ベーシストですらこの音の変化がわからないと言う人います。もっと耳鍛えろって思いますねハイ。



さて、早速弾いてみます。


まず気がついたことは、楽器屋の試奏した時もそう感じたんですが、原音自体はあんまり変化しません。また、かなりツマミを振らないと変な音になることがない。

そして、コンプレッサ特有のノイズが本当に入らないです。

GT6Bの内蔵コンプは結構ノイズがキツかったりしましたし、あのマルコンも入るんですけどね・・・・

どんな仕組みか知らんですが、そこのあたりはやはり価格帯なりの性能を持っていると言っていいと思います。




で、大変上品な音が出ます。

ライブハウスでヘッドパッキングするロックではなく、落ち着いたバーで聞くJAZZと言うイメージです。

今まで試奏したり使ったコンプでは、「音を潰して帯域を均一化」と言う感じでしたが、TLCは「音を空間的に拡散して余分な帯域をカット」という感じ。私好みの透明感も加わるので、まあコレでコーラスいらんくなりました(汗


しかしながら、ちょっと上品すぎますね。HR/HM上がりの私にとってはもう少し品の無さがあっても良いぐらい。



そんな訳で、

いっつもつけているFatfinger取ってみました。



いやーFatfinger好きなんだけど、どうしても音が締まるからね・・・・・

普段出てこない帯域を加えてそのままコンプレッサしてみます。


・・・・・・・・・・・



結果としては、TLC使うならFatfingerはつけない方が私好み。

楽器本来の音をそのまま圧縮するので、深みが増して心なしパワーも上がったような感じを受けました。


後、指弾きの時の方が圧縮された感じがします(まあどのコンプ使ってもそうなる気がするけど)が、スラップの時はあまりにナチュラルで、言われなきゃコンプレッサかけてるのに気がつかないほど。

それでいて、(どういう仕組みかわからないけど)ちゃんとオイシイ帯域はしっかり出してくれますし、音の粒立ちが良いので、ガンガン行けますね。

ローノイズも相まって安心感が半端ないです。


指弾き時の圧縮感も他のコンプレッサに比べたら少ない方で、また、各奏法の切り替えも全く違和感がありません。音量差も小さく、いきなり何かやっても全く気を使わなくていい感じ。



本日は、ベース側もアンプ側もイコライザーはフラットにしていましたので、音が少々軽いという感がありましたが、スタジオではもう少しローをブーストして重めの音にするとかなり映えるものになるんじゃないかと思います。

コレはバンドでやってみないとわからないんで、次回スタジオでまたレポートになりますね。


ベース単体で考えるとかなり優れたコンプレッサです。






もっと早く買っときゃ良かった。














余談ですが、絶対初心者このコンプレッサ使っちゃいかんです。






色々魔法すぎるので、技術の上達を間違いなく阻害します。





でも、間違いなくベーシストが使うコンプレッサの中では最高クラスの性能と言えます。


曲やバンドによってマルコンと使い分けると良いと思いますよ。


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