音楽にまつわる怪談その5

たまにやる怪談です。


今回は都市伝説に近いかも。



そして、音楽関係ないです。





私の住む豊田市には、全国的に名高い伊勢神トンネルというトンネルが有ります。

もともとの豊田市ではなく、旧の旭町という自治体にあるんですけどね。合併して豊田市になったので・・・・・。


この伊勢神トンネル、実は旧伊勢神トンネルと、新伊勢神トンネルがあって、オカルトで有名なのは旧伊勢神トンネルの方ですが・・・・・新伊勢神トンネルもそれなりに目撃談があって有名。

しかしながら、新伊勢神トンネルは私も仕事で何回も通ってるけども、山間地の国道にある普通のトンネルです。

ここが伊勢神トンネルだと言われなければ何にも意識することのないどこにでもあるようなトンネルなんで、はっきり言って全然怖くない。





逆に、旧伊勢神トンネルは、明治時代に出来ただけあって、写真からして禍々しいオーラを醸し出しています。




旧伊勢神トンネル



って、そうは言っても東海地区では屈指のスポットだったりするので、変な意味で観光地化心霊よりも人間の方が怖いと言うスポットの代名詞でもあるそうです。


まあ心霊スポットなんてDQNも結構いますからね。



そんな心霊スポット伊勢神トンネルで起こったらしい本当か嘘かわからん話。





旧伊勢神トンネルは、心霊スポットとは言うものの、一応現地の方の生活道路の一部と言う側面も有り、現地の人からしてみると、面白半分の心霊スポット探訪は迷惑そのものだったりするんですが、一度、あまりに迷惑と感じた方が、本気で通報したそうです。

現地の方々はそんな心霊話もあんまり信じていなくて、信じていたとしても大騒ぎすることもなく、静かにしていますからね・・・・・



当然、警察も動きますから、パトロールついでに様子を見に行くことになります。



そんな近所の交番(近所と言ってもド田舎の交番なので現地まで結構時間かかる)で勤務していた警官の方が、「別に心霊スポット巡りは良いけど、他人に迷惑かけんなよ」っと思いながら旧伊勢神トンネルについた所、

なんか現場が騒然としていたそうです。


理由としては、観光客w同士が揉めていたってだけなんですが、静かな山の中の事ですから声もよく通りますし、道も狭いので広がられたら通れません。


警官は、とりあえず中割って入り、落ち着かせます。



すると、2人は


「ん?なんでそんなことでオレは怒っていたのだろう」っと急に落ち着き、双方謝罪してその場は収まったそうです。



聞けば2人は友人同士で、思い立って伊勢神トンネルの心霊探訪・他にも数個のグループが来ていて、声を掛け合いながらスポット探索を楽しんでいたそうですが、一人が急に「お前が歩くのが遅い」とか言ってキレ始め、もう一人が「お前がヘタレなんや!」と真剣に怒り、収集がつかなくなったとか。


コレには警官も苦笑いし、取り憑かれたのかよそんな阿呆な・・・・っと思いつつ、観光客達を追い払い、とりあえず、「まだ口喧嘩で収まっていてよかった。手を出しているのなら暴力沙汰で逮捕しなくちゃいけなかった」っと胸をなでおろし、帰ろうとしました。


そこで、ふっと目に入った一人の女・・・・・・




悲しそうな怒ったような、そんな顔をして警官を見つめていたそうです。

これが普通の場所だったら警官も帰宅を促したり、事情を聞いたりしたでしょう。

しかし、




ここは東海地方屈指の心霊スポット・伊勢神トンネルです。









何か・・・・・ヤバイ!!!








警官はそうは思うものの、変に職業に忠実だったので、一応声だけかけてみることにしました。

観光客の一人で、グループに置いてきぼりを食った可能性も否定できませんし、こんな山の中での女性のひとり歩きは犯罪に巻き込まれているケースもあります。


「どうしたん?友達に置いて行かれたんか?」


心配そうな顔をして、とりあえず聞いてみた所、その女性は





置いて行かれたのはあなた・・・・・




っと言ってトンネルの中に消えていったそうです。







ここは東海地方屈指の心霊スポット・旧伊勢神トンネル。

何が起こっても不思議ではない。





その後警官は、急いでパトカーに乗り込み交番に帰るわけですが、その道程で事故の一報が入ってきました。

一緒に宿直していた他の警官から無線で連絡が来たのですが、そのまま現場まで行ってほしいとの指示です。



警官は激烈に嫌な予感がしたのですが、コレも仕事なので、事故現場に向かいます。





・・・・・・・




現場は伊勢神トンネルから少し離れたカーブの連続する道(実際、私も何度も通ったことがありますが、夜は暗いし結構走りにくい場所)で、割りと大きな事故です。

けが人は出ているようですが、幸い死者や閉じ込められた人はいないようです。




一人、一番症状の重そうな人に声をかけてみました。


すると、















伊勢神トンネルで揉めていた2人のうちの一人でした。















「・・・・・・・・」


もう一人の方も結構重症で、骨折ぐらいはしていそうです。

半泣きになっていました。




色々確認してみると、事故にあった・巻き込まれた人達は、あの時伊勢神トンネルにいた観光客だそうで、確かに見覚えのある顔ばかりです。





警官はその時ハッとしました。


「置いて行かれたのはあなた・・・・って、


この事故に巻き込まれなかった事を言っていたのか??




そうこうしているうちにレスキューや救急車が到着し、テキパキとやることをやっていき、後は何事もなかったかのような現場が残されているだけでした。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「たまにこういう不思議な事を聞くんだけど、そんな科学的根拠のない事を上に報告するわけにもいかんし結構困るだろうなっと思うんだよね。

オレは遭遇したこと無いけど。」



ある警官が、先輩が遭遇した不思議な話っということでしゃべってくれました。



なんかコレ、話のフォーマットみたいなものがないか?っと感じましたが、まあ本当か嘘かわからん怪談って事で。







後、旧伊勢神トンネルは今でも現地の方々の大切な生活道路の一部です。




面白半分で観光しにいくのはやめましょうマジで。

0 件のコメント:

コメントを投稿