70.驚いたこと

2日ほど空いた久しぶりの更新です。

一昨日、地区の盆踊りが終わり、私の夏の風物詩となりつつある「盆踊り子供太鼓の指導」も無事終わりました。


昨年から指導する立場になったのですが、その時は私はあくまで見習いと言うか補助というか、指導方法に疑問を持ちながらも、大して口を挟まず、ちょっと目に余る子供を個別に指導していた感じだったんですが、今年からはほぼ私が教えた形になります。

時計屋のおっちゃんも「お前が主でやるんだから好きに教えたらええ。」と最初に言ってくれたので、本気で好き勝手に教えてみました。


アマチュアとは言え、20年近く人と合わせてる現役バンドマン・小学校低学年から楽器触っていて、音楽の教育が出来る人間にクラシック・ピアノを教えてもらっていた上、学生の頃は「ベースが上手になるにはどうしたらいいか?」と考えていた人間が教える和太鼓の指導は、昨年からは大きく変わるものとなった訳です。




子供は正直で直感的なので、教えられない人間や、太鼓そのものが上手に叩けない人間には全くついてきません。

しかも、上手に叩くためにスパルタ方式を取ると、結局萎縮して音楽の持つ自然な楽しさとかその子の持つ個性や良さが消えてしまい、結果的に上達が遅れると言う悪循環が発生します。


その2点を考慮し、ただ叩かせるのではなく、リズムトレーニングをしたり、曲中ズレたり間違えた時の対処の仕方を教えたり、個人個人のリズム感や癖を解析し、褒めながら落として落としながら褒め・・・・っという方法を取った所、






多くの人から「今年はいつもと全然違う」と絶賛される程に結果的にアイツラ上達しまして。


そんでもって、どういう訳か子供達の父兄や地域の偉い人達から、ただ太鼓の叩き方教えていただけのはずなのに、「今年の指導者は人格的にも優れている」ということになってしまい、そのせいで有名人になってしまった私は





近所を歩いている時に鼻もほじれん状況に陥りました。(T。T)



そして、「たった10日程度であれだけ叩けるようになった秘訣はなんだ?」と来賓としてきていた隣の地域の偉い人に言われたらしく、来年は練習時に視察が来るかもしれないと言う面倒な事言われたりとか、

地域の各団体の偉い人達が「あれだけ叩けるのなら、盆踊りだけで終わらせるのはもったいないから、色々行事があったら叩いて欲しい」と、また負担のかかる事を言われたりとか、


いっその事、太鼓連を作って年間計画でやらないか?」と、

結局オレが全部教えることになるんだろうソレっと言う事を提案されたり(全力で「やだ」と言って断りましたが。)と、評判が良すぎて来年プレッシャーが凄いことになりそうです(超滝汗)


っと、つらつらと書きましたが、結局、私の指導方法云々ではなく、完全に子供達に出来るだけの才能があったってことです。


私はその才能が生きるように一緒に楽しみながら指導しただけですね。

私を賞賛する方が多いですが、賞賛されるべきは、30年音楽やってる人間の言うことについてきた、楽器やったこともない子供達だと、その人の目の前で言ってます。








確かに、以前に指導していた方々は、和太鼓が好きで指導していた人ばかりのようで、「盆踊りでどこまで上手に太鼓を叩かせるか?」というアプローチで指導をしていると感じましたが、本来バンドでベース弾いている方が性に合っている私はそれをやめて、音楽を音”楽”とするにはどうしたら良いか?と言うアプローチで指導している訳だから、やり方は以前と全く異なるんですけどね。


なんせ和太鼓なんて夏のこの時期しか叩きませんので。









とにかく












やっと本職のベースの練習が出来るぞぉ。

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