58.子供の能力は素晴らしい

ついに始まった深津の「夏の盆踊り太鼓指導」ですが、本日で4日目となります。


地元の小学校の高学年12人に教えるわけですが、基本的には詰め込み型のひたすら叩かせる練習になります。


普段、「基本リフと構成だけ覚えたら後テキトー」な私のベースからしてみるとかなり異質な状況となってまして、コレ子供飽きるんじゃねーの?と言う感じですが、どっこい子供達は自分なりに覚えながら楽しくやってます。


まあ私は冗談を交えながら、注意点を的確に・うまく行けばきちんと褒めるという事を心がけているので、あんまり嫌になってふてくされる奴はいません。

一緒にやってる70歳の時計屋のおっさんは、精神論を教えている感じ・技術論に関しては私が担っている感じ。


おっさんは自分でも歳のせいで叩けなくなったと言っているのだけど、(確かに、私が教えてもらった当時に比べてパワーダウンしているのは間違いない)正確性・音の大きさ・音の粒の揃い方は私の方が上なので、子供達も私の太鼓の方をしっかり聞いている感じですね。


そんな子供達は、進歩がとても早いです。


基本的に音楽をやっている人間はいませんから、単純な和太鼓ですら初日は苦戦して叩けませんでしたが、昨日の時点で間違えた時の誤魔化し方をなんとなく自分で編み出したり、テンポからズレたら自分で調節しようとしたり、毎年思うのだけど、本当に飲み込みが早い。


これが大人だったらそういうわけにはいきません。




初めてやる場合、単純な和太鼓ですら



「出来ん」

「難しい」

「進むのが早い」

「覚えれん」



っと、

あーだこーだ言わずにとにかくやってみりゃいいじゃねーかっと言いたくなる方も多いわけですが、子供はそんなこと言わずに、笑いながらさっさと覚えていきますね。


当然向き不向きはあるし、毎年一人は全然上達しないのがいたりするわけですが、基本的に日に日に目に見えるように上達する子供達は、大変教え甲斐があるわけで。


でも冷静に考えたら、部活だクラブだ子供会だ遊びだ旅行だ宿題だの、やることいっぱいの中できちんと覚えてくる子供の能力・無尽蔵か?と思えるような行動力は、大人の我々が見れば気がつくこがいっぱいです。





そして、自分もそんな時があったんだなーと思うと、「子供の能力を親が自分の都合で潰さないようにしよう」と自分に言い聞かせる一つの機会にもなります。







今日も夜から練習です。

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