60.怒涛の更新

先日記した子供の能力は素晴らしいという内容。

実際の話し、私と時計屋のおっちゃんが指導する今年のこども太鼓、一人だけびっくりするぐらい音楽的な能力のない子供がいます。

早いこと言えばリズム感が皆無というやつで、教える私と時計屋のおっちゃんも困り果てている所。

なにしろ他の子供達が(理屈は置いといて)あっさり理解した簡単なシンコペーションすら全く理解できない。


(和太鼓の世界において、私が使う音楽用語は子供にとっては宇宙語なので、なるべく使わないようにしていますけどね。)


あれだと多分音感もないから、こりゃー教えても伸びねえなあ・・・・・・っと思っている訳ですが、なんか自分にもそんな状況なかったか?と思い返してみると、ありました。


彼ほどひどくはないにしろ、頭打ちになってしまっていた自分の技量を伸ばす為にどうしたか・・・・


確かアレは、まだクラシック・ピアノ弾いていた頃・・・・・モーツァルトのトルコ行進曲(https://www.youtube.com/watch?v=zaxQxgyjw2M)を練習していた時だから、ちょうどアイツらと同い年ぐらいだったか・・・・・・


エンディングで盛り上がる所がどうしてもかっこ良く出来なくて、必死こいて練習した。

けど、出来ん。

自分の能力やセンスがねえっと嫌になった頃、見かねた先生(実の叔母)が、ある練習方法を教えてくれました。



それは


①4小節ずつ、極限まで少し遅くして、片方の手だけで弾く



②指が動かなくなるポイントを抽出して、そこだけ極限まで遅く反復練習する。(片手)



③指の動きがスムーズになったら、今度はメトロノームに合わせてかなり遅いテンポで反復練習し練習し、テンポを2刻みで上げていく(片手)



④同じ事を逆の手でもやる



⑤両方共出来るようになったら、今度は両手で①~③を行う



⑥出来るようになりました。



ってな具合。



つまり、それ以上伸びないとかセンスがないと思っても、練習法次第でまだまだ伸びるってことなんですよね。子供だし。


本来、リズム感は皆持っている。

リズム感がなければ多分走れない。


彼は、多くの子供達が楽しんでやっている今の我々の指導方法ではついてこれないってだけで、多分やりようはある。




そんな訳で、今日から彼には別メニューをこなしてもらおうかと思っています。

今それを考え中。










なんだけど








こういう悪い意味で他の子と違うことをやろうとする場合、父兄の許可がいるんだよね。



下手にやると、



「うちの子だけやっていることが違う!!差別じゃないですか!!!」なんて言われる可能性があるので。

まっとうな理由のある区別は差別とは言わん!!

お前の息子がみんなに比べて絶望的に上達しないんじゃあっっ!!

と、相手も子供だし、父兄は同じ地域住民なだけに言うわけにもいかず、ちょっと嫌な感じ。






とりあえず言ってみるって感じですが、もしもくだらん事言われたら放置することにします(汗







本当にやり方次第でなんとかなるはずなんだけどなぁ。

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