46.アンプの設定

たまには一アマチュアの20年ベース弾いてる男のアンプのいじくり方でもお伝えします。


私の使ってるベースはMoon(http://www.moon-guitar.co.jp/)の最上級モデル・Climbです。ブビンガトップのちょい渋めのやつですね。かれこれ10年以上の相棒です。

中のサーキットは今ではレアとなったBlackBirdから、AGUILAR(http://www.korg.co.jp/KID/aguilar/)のものに変え、2Vol 3バンドEQ トーン(パッシブ切り替え可能)となってます。

今はF-BASS(http://www.fbass.com/)が欲しいんですけどね。まあお高いものになるので我慢してます。


ちなみに、ベースの音っていうのは、楽器4:6アンプで決まるということが通説。

つまり、どれだけ良いベース使っていても、使うアンプの設定が出来ないと自分好みの音になりません。

そして、楽器とアンプの相性というのは結構シビアで、私も初めて使うアンプだと結構時間かかって設定している事が多いです。

最近は、BOSSのGT-6B側のパライコの設定だけしておき、ベース・アンプ側のEQは基本的にフラットにしていることが多いです。

アンプ側のEQを一切触らない男とも言えますねえ(汗


つまり

BASS(フラット)→GT6B(EQでプリセット)→アンプ(フラット)

で音出す感じ。

GT6Bですでに基本の音が作ってあるので、アンプからの出音を聞きながら、結構効きの良いベース側のEQやトーンで微調整するだけですね。

おかげでセッティングめちゃくちゃはええ・・・・・っという感じになりました。



だいたい、

①指弾き・スラップ・タッピングでオールレンジで対応する為の設定(基本的に私が好んで使う音はこちら)

②指弾がメインで、存在感を持たせる為の音(このバンドでは基本的にこちらを使う)


の2つを使ってます。


①の設定はコンプレッサはかけっぱなしで、実は少しだけコーラスを混ぜて透明感を出す感じ。

EQの設定は、グライコで考えると




こんな形になります。

そして、マスターとGAINの設定も、GAINは抑えてマスターの方を上げます。どちらかと言うとクリアな音が欲しいので、楽器側からの音声入力を抑えて、アンプ側のパワーを開放します。



②の設定はコンプレッサは①ほどかけずに、コーラスもかけない。

で、EQの設定はグライコで考えると


こんな形になります。

そして、マスターとGAINの設定は、①とは逆になり、GAINは上げてマスターの方を下げます。GAINは上げれば上げるほど音が歪みやすくなりますが、ピークまでならベースの場合はギターと違って歪みません。

そうすることによって、中音域が強調された輪郭がある音に厚さが加わるわけです。

アンプの設定は、EQの設定さえ自分の感覚で出来てしまえば、後はマスターとGAINのバランスだけですから(ものによってはコンプレッサ・リミッターもアンプに内蔵されている場合もあるけども・・・・って今のやつはほとんど内蔵されているような。)


使うアンプや楽器・環境にもよりますので、全員が全員同じ音にはなりませんが、私はそんな感じになっているケースが多く、まず、EQをGT6Bにプリセットして、後はアクティブベースの特性を活かして微調整・そこからGAIN・マスターの調整で終わりです。



感覚的なものなので、その日によって感じ方も違いますが、グライコ(もしくはパライコ)で自分の好きな設定を形で覚えておくというのがセッティングがうまくいくコツだと思います。

スタジオやライブハウスは反響も違いますので、気に入らない場合はGAIN・マスターのバランスを変えるというのも一つの手。


色々わかってくると、音作りが楽しくなりますよ。





・・・・・・






やってみると簡単だけど、書いてみると小難しいですねこの手の話は。



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