決して有名な方ではございません(とは言うものの、ビッグネームでの演奏は数知れず)。
Wikipediaにすら名前が載っていないベーシストで、マーク・イーガン(Mark Egan)という方がいらっしゃいます。
↑最も写真うつりが良いものと思われる若いころ
緑のフレームメイプルTOP?の5弦ベースがトレードマーク
インテリジェンス溢れる風景です。
JAZZ界では有名なパット・メセニーグループ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%BB%E3%83%8B%E3%83%BC)のベーシストとして知る人ぞ知るベーシストなんですが、私は別にこの人にプレイスタイルやらフレージングの影響を受けているとは思ってません。
じゃあ何に影響を受けているか?ってことですが、主に理論・理屈について大きく影響を受けていると思います。
私はカッチリ決めたフレーズを弾くより、アドリブで攻めていくタイプだと思っているのですが、そのアドリブをするための「理屈」と言うのは、実を言うとこの人出した名著「METHOD OF MODERN BASSIST」という本に書かれていることを自分なりに解釈して、手癖やら弾きやすいフレーズを理論に当てはめているって感じです。
日本語です。リットーミュージックから出版してます・・・・って今でもあんのかな(汗
大学の頃、私は東アジアの歴史学を学んでいて、実はガチンコの歴史の研究者を目指していたのですが、この本を買い、大学の講義中に読みあさっていたら教授にバレ、「君は近世以前の中国の音楽の研究をするのか?」と指摘され、おもわず
「そうです。音楽理論がこれほどわかりやすい本はありません(断言)」
と言ってしまったことは、今となってはいい思い出です(オイ)
でも、ベース弾いている人間ならとてもわかりやすい書物だと思います。
そこまで分量も多くないし、専門的すぎてよくわからないという記述もあまり無い。
多分、理論に重きに置いたわけではないのだけど、結局出来上がってみたら理論書としてもそれなりに通用するものになったって感じじゃないですかね。
この本から色々学んだおかげで、多少難しい曲でもそれなりに対応することが出来るようになりましたし、フレージングの面で大きな影響があった事は確かです。自分のフレーズの理論・理屈がわかるようになり、幅がとても広がった・・・・・そんな感じです。
この本に出会わなければ、きっと今のプレイスタイルとは全く違うベーシストになったんじゃないかなあっと勝手思ってますねハイ。
っで、結局大学のゼミでは音楽の研究は最初からやらずに、「中国近世の江南地区都市形成について」なんていう、妙に堅苦しい研究をやってました。
おかげで今でも漢文読めますわ。白文で(汗
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