32.血統

先日、実家(私の職場でもあります)で片付けをしていたら、古ぼけたトランペットが出てきました。



どうしてこんなものがあるんだろうと記憶を辿っていったんですが、どうしても思い出せず。




そこで、親父に聞いてみたら、「昔オレが吹いていた」と言われ、そう言えば二十歳ぐらいの時にマーチングバンドに憧れて、結構一生懸命練習したとか言っていたのを思い出したのですが・・・・・・実は親父の兄弟は全員なにがしかの楽器を弾けます。


叔母と叔父がいますが、叔母は某音大でピアノを専攻してましたし、叔父もギター弾いていました。
そして親父はペットなので、私の上の代は大層な音楽好きと言えるのではないかと。


もっと言うと、今は高齢でやりませんが、祖母は三味線弾けましたし、亡くなった爺さんは楽器こそ弾けなかったけど、レーザーディスクのカラオケセット買って、毎週近所の人と我が家でカラオケ大会してました。



小学生だった私には大迷惑でしたけどね。



そんな、大成はしないけど(叔母さんは首席だったらしいから大成だろうけど)音楽が大好きな親から産まれた、祖父母を同じくする私の兄弟と従兄弟で、今まともに楽器弾いてるのは私だけ。

その血を最も色濃く受け継いだのが私のようです。


私が幼い頃の我が家は大家族で、叔父も叔母も一緒に住んでたから、知らない間に影響を受けたんだ思います。

その大家族状態を兄弟従兄弟で覚えているのも私だけ・・・・と言うか私は初孫であり初甥という、兄ちゃんの中の兄ちゃん・ちょうどその時期にまだ独身だった叔父叔母と一緒に住んでいたってだけですけどね。

それに、親父と年が少し離れている兄弟だったので、私が幼いころはまだ若く(私が生まれた頃、叔父は社会人1年生・叔母は高校生)、初めての甥っ子と言うことでよく相手してくれましたので、多分幼いながらにその影響をモロに受けたのでしょう。



そこから、私は音大卒業した叔母にクラシックピアノを適当に仕込まれ、何の因果か今ベース弾いてます。叔母の子供は三人存在しますが、誰も音楽をやってません。何故か甥っ子の私だけが楽器を変えても未だに音楽やってます。
吉田兄弟(http://www.yoshida-brothers.jp/)に興味を持って婆さんに三味線教えてもらったり、Fのバレーコードが押さえられんと言って叔父に泣きついたり、JAZZピアノが弾きたいと言って叔母(全く対照的なクラシック専攻)を困らせたり、老年スナックに爺さんと行って二人で吉幾三の雪国を熱唱したり一人やりたい放題やってますが、ついて来る身内も身内。



そうやって考えると、私が嫁に白眼視されてもバンド続けるのは、知ってか知らずか親族の影響をすべて吸収してしまったと言えそうです。













もっと良いところの影響を受ければ良かったのに。(オイ

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