フランシス ロッコ プレスティア
コラムを開始してから頻繁に言及しているものの、多くの方がそのプレイスタイルや特徴はご存知ないと思いますのでそのご紹介。
16ビートのベースフレーズと言うのは、フレットに対して基本的に垂直移動で左手の運指を行います。言葉だとわかりにくいので、
https://www.youtube.com/watch?v=8QoG45PNboI
とある教則動画ですが、こんな感じ↑
私は垂直移動と感じるんですが、1フレット・1フィンガーと言うことも出来ますし、(ベース・ギターをやらない人にはわかりにくいですが)ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド~等、音階を弾いてみると、1本の弦に対して、フレット使うと弦移動して4つフレット弾いて・・・・っとやっぱり言葉だけではわかりにくいので、ベースの指板を使って説明すると、
Cメジャースケール(ハ長調)
Aマイナースケール(へ短調)
バンド・音楽業界では、ドレミファソラシドとは言いません。CDEFGABCと言います。
ド=C レ=D ミ=E ファ=F ソ=G ラ=A シ=B
となります。
向かって左のGDABは、押弦しないで弾いた場合の音。(俗に開放弦とか開放音とか言います)
数字の0というのは開放音を使うという事です。
Gが細い弦、つまり高い音で、Eが太い弦、つまり低い音です。
赤っぽく囲んである所がルート音。
ルート音っていうのは色々な説明の仕方があるのですが、最も簡単な言い方をすると、「ドレミファソラシド」という音階の最初に始まる音・つまり誰もが知ってるハ長調の場合はドの音です。
メジャー系とマイナー系で動きが少し変わる点もありますが、基本的に、スケールを弾くときにルート音を基準にして4フレット以内に4本の指の動きが収まる形になります。
図としては青い枠を参考にしていただければと思いますが、スケールの構成音を囲んでいるんですが、どの弦もフレット4つに収まっています。ギターも概ね同じになりますし、5弦・6弦等の多元ベース使ってもそこは大きく代わりません。
つまり、ベースやギターは人間工学に基いて作られている訳で。
ベーシストの大多数が、コードに合うスケールを使うために、コードチェンジする度に基準となるルート音を切り替えてフレーズを弾いていくのだけど(イレギュラーな事は多々あるけども)基本的には「その人間工学に基づいた1フレット・1フィンガーで垂直移動」が基本となりますし、それが最も安定した弾き方になります。
ノリや雰囲気を出すために敢えて違う弾き方をすることもありますし、メタル系やコア系のようにストラップ伸ばしてベースのポジションそ低くしている場合、ネックを握りこんで弾く事が増えるのでそのように弾けない場合もありますが、基本的な事を理屈付けするとそんな感じになりますね。
当然、私もその基本の弾き方をしています。
っというわけで、ロッコの特徴を説明するための前提条件の説明は以上。
続きは明日です。
ロッコの特徴を科学的に(オイ)解析します。
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