文化論。

本日のコラムは、良い人・Inaba氏からリクエストです。


「うちの嫁さんの実家の(西日本の一地方)は丸もちなんですが、僕は神奈川出身で両親は(東日本の一地方)の人なんで、めちゃカルチャーショックだったのを覚えてます。どこら辺が境界線なのかとか面白いかもですね。」

まあ早いこと言えば


雑煮に入る角餅と丸餅の違い・地域的にどこで変わるのか


ってことなんですが、何かEテレのノリですねコレ。

ちなみに、

コラムのネタの提供してくれる人はNakayama氏とInaba氏とKobayashi氏の3人です。

一回誰か代わってみる?(オイ



っというわけで、適当に調べてみました。


まず、なぜ雑煮を正月に食べるか?ってところから。

いろいろ調べてみると大きく2つの理由があるみたい。

まず、餅というのは元々神様にお供えするハレの食べ物です。つまり、お祭りとかおめでてたい場で食べるものですね。



雑煮の歴史として、室町時代から武士の宴席料理・酒の肴として食べられていたそうです。

そして、一番最初に出てくる料理であり、

雑煮が出てこないと宴が始まらない→最初に食べる縁起物

っとして正月に食べるようになったとか。ちなみに、戦国期までは餅は高価だったので、庶民は里芋を餅の代わりとして入れていたってことです。今のような餅入りになったのは江戸時代になってから。

餅というのは元々神様にお供えするハレの食べ物です。つまり、お祭りとかおめでてたい場で食べるものってことで、お雑煮は二重の意味で縁起が良かったというのが大きな理由みたいです。





で、雑煮発祥の地は京都だそうです。

まあ、室町時代、武士の本拠地は京都です。室町というのは京都市・洛中にある地名であり(今でも通り名が普通に残ってます)そこに花の御所があった訳です。

雑煮というのは元々武士の宴席料理・酒の肴です。

っという訳で、理屈で考えれば京都発祥って簡単にわかりますね。



では、餅の話。

今回は、丸餅と角餅がどこで変わるかってことなんで、つらつらと調べてみるつもりでしたが




分布地図見つけちまったよ。


っという訳で、角餅と丸餅がどこで変わるかっていうのは話が終わりですが、

それだけで終わるつもりはありません。



よく見てみると、場所によっては焼くパターンと煮るパターンもあり、思ったより色々複雑のようです。


発祥地・京都は丸餅を煮るという感じです。

我が家は角餅を煮る雑煮なんですが、なるほど、分布地図では角餅を煮るっという感じの東海地方・少数派です。

っと思ったら、妙なアンケート結果が(汗




何調査してんだよJタウンネット!ってツッコミはしませんが、丸餅と角餅の違いは、京都近辺から西と東で別れるって所・東国武者と言われる人達が統治していた所は角餅・他は丸餅という傾向ですね。

丸餅っていうのは基本的に貴族な感じ・角餅は尖っているだけに刀や武具の象徴として武士に好まれたってところでしょうか。

基本的に、西国は京都の文化が東国よりも早く到達するという傾向がある(瀬戸内海は海運の要であり、博多の港は中国大陸・朝鮮半島への玄関口であり、物流交流が多いという事実がある)ので、京都文化が東国よりも早く到達し、東国というのは独立心溢れる荒武者の地・西国とは様相が異なるという点もあるんでしょうね。



焼くか煮るかっていうのはどうなんでしょうね。


焼いた方が煮崩れしないので、餅の角が取れないってことで「武具が壊れる」イメージを連想させないことが好まれたってことなんでしょうかねえ。

早い段階で戦乱から脱した尾張・三河・美濃・伊勢は、織田信長の影響(京都の影響)もあって煮るって事なんでしょうか。

これ以上は深い考察が必要ですね。




っというわけで、





これ以上は読んでる皆さんにお任せします。




Inabaさーんあとは自分で調べてねえ!!(オイ

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